正直なところ、はっきりとした期間については断言することができません。様々な要素で物件の流通性は変わってきますので、売りたい気持ちが大きくても１年以上かかる場合もあれば、気長に待つつもりでいても１週間程度で売れる…なんていう場合もあるのです。人気物件なのかそうでないのか、売却期間に無理はないか、適正価格はどのくらいになるのか。なかなか自分だけでは判断しかねると思いますので、依頼した不動産会社の担当者に正直なアドバイスをもらった方が良いでしょう。売却の委任契約の期間は通常3か月間とされており、売主と同じくらい不動産会社も早く売却したいと考えていますので、親身になって売却の相談にのってくれるはずです。どうしてもこの日までに売却しないといけない、という期日がある場合は、『買い取り』という方法もあります。相場よりは価格が安くなってしまいますが、早期に売ってしまいたい場合にはより確実な方法だと言えるでしょう。

不動産の査定はしっかりとした裏付けがあるものなので、査定価格を大幅にかえることは難しいでしょう。しかし、査定をしてくれる不動産会社がどういったところをポイントとしているかをおさえることで、査定価格は多少高くすることができます。そのため、査定価格を聞く時には、査定の根拠をしっかりと確認することが大切です。また、１社だけでは査定価格が高いのか安いのか比較できませんし、妥当性も判断できないことでしょう。ですので、査定は数社に依頼するのがおすすめです。

不動産の価格を決めるのは、自分の力だけでは難しいものです。適切な価格を設定するためには、専門家である不動産会社に査定してもらうのが一番ですが、売主様のご希望条件やそれまでの売買実績の違いから、不動産会社によって微妙に価格が変わってきます。信頼できる不動産会社を選ぶためにも、複数の不動産会社と面談をすることが大切です。